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30代を迎える団塊Jr世代の酒

シニアにさしかかる団塊世代の酒

日本酒の味の客観的評価

酒マニアな人々への道程

酒米生産の現状と課題

おいしいカクテルをお出しするために

日本の酒税が歩んできた道

シングル化がもたらす飲酒風景

サトウキビから生まれた魅惑のお酒

変わる食卓・消えた晩酌

三井物産の清酒界進出

幕末サムライ使節の洋食・酒体験

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お酒で身体はどう変わるのか

「おつまみ」の日米交流
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「おつまみ」の日米交流
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「おつまみ」の日米交流
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古き一升びんをたずねて
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シニアにさしかかる団塊世代の酒
図表1 消費財のマーケティング戦略では、これまで団塊世代の動向は常に重視されてきた。いま、団塊世代は50代半ばになっており、彼らはこれからの高齢社会の核になっていく。経済力があるうえ、子供である団塊ジュニアへも影響を与える彼らの飲酒性向は、これからの酒類市場を大きく左右する。そこで今回は、団塊世代の意識・消費生活・飲酒ヒストリーを踏まえて、今後の酒類消費の変化の兆しを探る。
 団塊世代は一般に1947年から49年生まれで、約800万人とされ、その直前の3年間の人口より5割近く多い。終戦直後の物不足時代に生まれ、同世代人口が多いため内部での競争心が強い。学生時代には学生運動、社会人になってからは少ない管理職ポストの獲得戦を経て、不況時代にはリストラ対象となっている。こう書くと、なにか不運な世代のように思えるが、突出して大きなボリュームは常に消費をリードする重要な世代として、彼らを位置づけさせてきた。そんな彼らが数年後にはリタイアし、膨大なシニアマーケットを構成しはじめる(図表1)。

消費性向が大きい団塊世代
 図表2は家計調査の年齢別の消費性向を見たものだ。団塊世代は昭和1ケタ世代(1930〜34年)に次いで消費性向が大きく、特に教育への支出割合が目立つ。
 (株)電通が2002年に発表したレポート「団塊の世代の特性分析と10年後の60代シニア像予測」によると、団塊世代は「仕事よりも私生活を重視」する傾向、レジャー志向が高まっているという。食生活においては、食の簡便化・合理化が進むなかで「手抜き志向」と「手間志向」の狭間におり、「進化する良妻賢母型」とでもいえる食の価値観を持っているとされる。インスタント食品などが導入される時期に大人になりかけ、結婚当初から生活に必要な家電をもっていた彼らの特徴が表れている。その一方で、自然のものを好む「ナチュラル志向」も強い。
 情報やメディアとの関わりでは、海外情報や文化、雑誌のお店紹介・旅行レジャーなどへの関心が彼らの上の世代より強く、情報は生活を楽しむツールとして積極的に摂取している傾向が見える。さらに、団塊世代が10年後の60歳前半のシニア像として、アウトレジャー志向、グローバル志向が強く、デジタル化がかなり進んでいると予測されている。
図表2

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