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上海の本格焼酎バー

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続々登場 上海で日本の酒と食体験

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大吉で発見! 上海ボール

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中国でアジアのワインが飲まれる日

中国辺境から世界を狙うワイナリー

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蘭桂坊でグレンフィディック

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ハンバーガーで「焼き方は?」と聞かれる店

日本と海外の酒めぐり
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大吉で発見! 上海ボール  
どのパビリオンも行列。その行列からエネルギーをもらった感じ。
 覚悟はしていたけれど上海万博はどのパビリオンも長い長い行列で、2時間、3時間待ちが当たり前。超人気の中国館や日本館は最初から諦めて、狙った日本産業館は伝統的な花鳥風月から秋葉原のメイドまで盛り込んだ映像は圧巻、いいねぇ〜さすがと唸らせる。残念だったのは世界一のトイレに座れなかったこと、抽選に当たらなければダメとかで、せめて見るだけでもと頼んだけれど、ダメダメとあっさり断られた。
 あふれる熱気。行列に並ぶ人々の顔には希望がいっぱい。成長期にある国なのだと肌で感じる。万博会場にあったローソンの棚は15時過ぎにはすっかり空っぽ、各パビリオンの脇のお土産物屋さんも超満員、広い会場を行き交う巡回バスは東京の地下鉄の朝ラッシュも顔負けのぎゅうぎゅう詰め。
 お昼はフードコートでうどんをすする。日本風とうたった「和風村」が出してくれたのは、これが和風??と思うようなトマトと卵のソースのイタリアン風うどんパスタ。これがけっこうおいしくて、うどんはバリエーション次第で中国でも普及するんじゃないかと思ってしまう。ただし、料理を運んでくれたウエイトレスさんたちはちょっとかわいそう。浴衣を着せられているのだけれど、着慣れていないうえに動きが洋服を着ている時のままだから、まったく見栄えがしないのだった。
会場内のコンビニはローソン。総菜・弁当の棚はすっからかん。意外にもビールと梅酒が売られていた。
上海万博会場のフードコートの「和風村」。出てきたうどんは、どう食べてもイタリア風だった。
日本と同じ「やきとり大吉」の看板
上海ボールと樽生名人が注いだ三徳利ビール 一日中そんな熱気を浴び続けて、日本スタイルの焼鳥屋の暖簾をくぐった晩、とにかくホッとした。「やきとり大吉」に入って、こんなにホッとしたのは初めてではないだろうか。三徳利(サントリー)生ビールを頼めば、肌理の細かい泡(たしか「樽生名人」の札もかかっていた)。日本に居るのではと錯覚してしまう。
メニューには日本語と中国語が書かれているけれど、焼鳥は日本で食べ慣れた「大吉」のまま。変にチャイナナイズされてはいない。万博会場で食べたうどんとはスタンスが違う。
 さて次はハイボールを、と思ってドリンクメニューを見ると、「おおお!上海ボール」。日本でこれだけハイボールが流行っているのだから、絶対にあるよなあと常々言いあっていたのだが、ついに出会ってしまいました上海ボールに。ベースはサントリー角瓶。氷たっぷり、酒を加えてよくかき回し、ソーダを3〜4倍加える。これも日本式のおいしい角ハイボールのレシピどおり。
 やきとり大吉のように日本の味を「そのまま」お届けするスタイルと、チャイナナイズした日本生まれの味を出すスタイル。良し悪しを言うつもりはまったくなくて、日本の食がいろいろな国の人に「おいしいね」って言ってもらえたら、それだけで十分うれしい。いつか日本の酒や日本で育った飲み方も世界に広まったらもっとうれしい。
メニューにはしっかり「上海ボール」と。焼鳥もお手頃価格でおいしい。

(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)