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続々登場 ゴージャスなバー  
	客の大半は上海の富裕層か
 成長のエネルギーが満ち溢れる上海。熱気にあおられて、いま、上海には度肝を抜くような豪華なホテルやバーが次々にオープンしている。外灘の名門ホテル和平飯店がリニューアルを終えて営業を再開したのは春のこと。そのすぐ近くには香港の名門ホテルペニンシュラが開業。万博に合わせて、その勢いはますます加速しているようだ。
 一昨年のクリスマス、摩天楼のバーを訪ね歩いた時には、パークハイアットホテルの最上階のバーから絶景に言葉を失った。高さはないが眺めの良さならこっちといわれたハイアットバンドのバーは、外灘の夜景をオープンエアーでジャグジーに浸かって楽しめるという贅沢ぶりだった。
奥の小部屋は調度品の天地が逆さま これ以上はそうそうあるまいと思っていたのだが、まったく甘かった。ペニンシュラホテルの地下にある「サロン・ド・ニン」は、高級秘密クラブという趣のバー。仕切られたいくつもの小部屋、ライブステージ、深く沈むソファー、その傍らにオーセンティックなカウンター。壁にかかる絵はちょっと怪しげで(しかもかなり高そう)。客は仮面を付けていてもおかしくない雰囲気だ。
 ライブでは、ジャズばかりでなくポップスも演奏すれば、中国語の唄もあり。客のほとんどは中国人で、外灘なのに欧米色が薄い。メニューにはオリジナルカクテルが豊富、シャンパンのグラス売りまであるのは立派。もっとも1杯3000円くらいしたから、1杯売れば元はとれるのだけれど。
 テーブルにはオールドファッションドグラスがたくさん並んでいたので、「おお上海の富裕層はウイスキーのロックか」と思ったのだけれど、どうやらカクテルをこれで出しているよう。ロングカクテルのジンリッキーもこれで出てきた。味はキリリとしまってまあまあ。
ステージでは中国人のバンドがポップスを演奏
長い、長い、バーカウンター。なんと、これで半分
エリア別になったモルトのメニューを見たのは上海で初めてかも そしてホテル&スパ・プリ内のロングバー。名前のとおり20メートル、いやもっと長いかもしれないカウンターバーは圧巻。大型のクーラーにドンペリがたっぷり冷やしてあって、これまたギョッとする。ラベルが傷んだら商品ならないのでは……なんて思ってしまう。
 ドリンクメニューにはモルトウイスキーがずらり。スペイサイド、ハイランドなどエリア別に整理されている。シングルモルト人気は上海にも浸透してきているようだ。ここでもジンリッキーを頼んだが、期待はずれの下手くそなしゃばしゃばカクテル。仕方なしにちびちび飲んでいて、カウンターの奥に見えていたのが大きな人口池であることに気づく。池といってもプールに近いが植栽はうっそうとした深い緑を連想させる。水面にきらきら、ゆらゆら光が映る。バリ島のウブドの高級リゾートホテルにでもいるような心持だ。ああ、間違いのないモルトを頼むべきだったとちょっと後悔。
 ゴージャスにも、エキサイティングな摩天楼のバーもあれば、こんな風にまったりとした優雅なバーもある。次に来たときはどんなバーが出てくるのだろうか。
メニューにはしっかり「上海ボール」と。焼鳥もお手頃価格でおいしい。

(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)