時代や文化とリンクしたお酒に関する旬の情報サイト
酒文化研究所ホームページ
会社概要酒文化の会メールマガジンContact UsTOP
イベント情報酒と文化コラム酒文研おすすめのお店酒文化論稿集マンスリーアンケート特ダネ
海外の酒めぐり日本各地の酒文化見学できる工場・ミュージアム酒のデータボックスアジア酒街道を行くリンク集
 
<<酒場ガイドTOP

過去記事一覧

上海にハイボールタワー発見

トリスガールを発見!

紹興酒が健在 杭州の海鮮中華

杭州のライブバーのギンギラ女子

エレガントなシガーバー

外灘にオールド・ジャズが響く

上海の本格焼酎バー

とんこつスープの海鮮鍋

迫力のトンコツ鍋

安くてうまい激辛の鶏鉄鍋

滋味豊かキノコ鍋にオールド

激辛アツアツのカレー鍋をハイボールで

続々登場 上海で日本の酒と食体験

続々登場 ゴージャスなバー

大吉で発見! 上海ボール

上海のウイスキー好きが大集合

テキーラブーム中国にも

中国でアジアのワインが飲まれる日

中国辺境から世界を狙うワイナリー

食べて中国 飲んで英国

蘭桂坊でグレンフィディック

老舗洋食

ワインで中華が今風?

オーセンティックバー

日本的バーのくつろぎ

日本語OK ダーツしながらアイラモルト

大人のアイリッシュパブ

これぞ上海ナイト

ハンバーガーwithハイボールを求めて

上海でメキシコ気分

ハンバーガーで「焼き方は?」と聞かれる店

日本と海外の酒めぐり
酒文研おすすめのお店
  
安くてうまい激辛の鶏鉄鍋  
気軽に入れる庶民的な店。食堂という感じだ
食器と箸がラミネートされて出てきた。「当店は衛生第一!」ということか  モツ鍋と似たスタイルだなあと直感的に思った。少な目の汁に唐辛子がたっぷり。野菜と肉を放り込んで、グツグツ、ジュウジュウ。これが上海で、安くておいしいと評判の重慶鶏鍋である。若い女の子が友達同士で来ているかと思えば、となりの卓には家族連れ、その隣にはカップル、年配のご夫婦もいる。
 注文は、メニューから肉や野菜やきのこなどの具財をひとつひとつ選んで、好みの鍋に仕立てると言うやり方。勝手がわからないので、通訳の陳さんに任せてオーソドックスなものにしてもらう。鶏と葱やきのこなどの一般的な取り合わせである。最後に店員さんから「蛙もありますよ」と言われたので、何も考えず「それもちょうだい」と言ったら、新たに鍋がひとつ出てきてしまってびっくり。今食べている鍋に蛙の肉を足すのかと思ったのだが、蛙だけの鍋が追加されてしまった。
こっちは蛙の肉の鍋。骨がないので鶏よりも食べやすい こういうモツ鍋系の鍋には最近はハイボールが好みなのだけれど、ここにはウイスキーがないというのでビールにする。出てきたのはおなじみの三得利純生。アルコール度数が低くて飲みやすいビールで、よく冷えているのがうれしかった。
 やや甘辛でスパイシーな味付けは食が進む。鶏、蛙、たまねぎ、ジャガイモ、山芋、黒っぽいきのこ等など。中にひとつ「あれっ?」っと思ったのは赤黒い色のゼリー状のもの。陳さんに「これなに?」と聞くと「血のプリンです」との答え。中国にもブラックプディングがあるとは知らなかった。たぶん見ているのだけれど、意識したことがなく、見過ごしていたのだと思う。中国人はレバーをあまり食べないが、これはよく食べるのだそう。血の食品は癖が強いので、警戒しながら食べてみると何ということはない。欧州のものとは比較にならないほど食べやすい。
 半分ほど食べたあたりで、店員さんが豚骨スープのように白濁した割り下を足してくれた。調味料は足さないから、味付けは割り下が足されるたびに薄味になって、最後まで楽に食べられる。なかなかによくできた鍋であった。
鶏と野菜がたっぷりの鉄鍋

(文・写真 酒文化研究所 山田聡昭)