酒と文学

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  • 2026/07/20(月) さけ通信 | 酒と文学第97回「帰りたい!」
                   七北数人 本コラムの連載第1回(『月刊酒文化』)に、「酒と文学は似たところがある」と書いた。どちらも別世界へいざなわれる陶酔感があり、ずっと酔っていたくて飲みつづけてし...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第96回「ポケットを叩くと……」
                   七北数人 童謡「ふしぎなポケット」は、チビッ子たちの憧れの歌だ。ポケットを叩けば叩くほどビスケットが増えていくなんて、最高の夢物語じゃなかろうか。 叩けば割れて増える...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第95回「勝てば飲める」
                   七北数人「蛇足」の由来は、読んで字のごとく、蛇の絵を描く競争で、蛇に足を付け足したために負けてしまった人の逸話がモトだが、その勝負に酒が賭けられていたことは案外知られ...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第94回「眠る盃」
                   七北数人 戦前の父親像というと、とにかくムダに威張り散らすイメージがある。向田邦子のエッセイに出てくる彼女の父は、まさにこの定番に当てはまるが、不思議と印象は悪くない...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第93回「雪国の火」
                   七北数人 京都の酒を物色していたとき、「古都」という名前の清酒があるのを知った。川端康成がこの酒の風味を気に入り、自作の小説『古都』を銘柄名にするのを許したという。ラ...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第92回「ゴーゴー永井豪」
                   七北数人 少年時代、漫画家志望だった私の一番のヒーローは永井豪だった。物語の奇抜な組み立て方など、今でも影響を受けつづけている。 一九七二年六月に少年マガジンで始まっ...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第91回「別れの盃」
                   七北数人 江戸時代、殿様が死ぬと恩顧をうけた家臣たちがバタバタと殉死した。現代のわれわれは、なんとバカバカしい風習かと思う。しかし、森鴎外の名作「阿部一族」を読むと、...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第90回「バーボン湖と日本酒池」
                  七北数人 世の多くの酒飲みは、湖や池をみると、こう思う。この水が全部酒だったらいいなあ。尽きることなく滾々(こんこん)と湧きでる酒の泉があったらいいなあ、なんて。思わない...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第89回「青春の叫び」
                   七北数人 高校二年のとき、大ブレイク一歩手前だったブルース・スプリングスティーンの、四枚めのLP「闇に吠える街」が出て、ラジオで特集された。激しい音と強烈な吠え声に圧...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第88回「深酒タイムスリップ」
                  七北数人 過去へのタイムスリップを描く小説には、いく通りかの種類がある。タイムマシーンを使うメカニカルな作品や、いくつものパラレルワールドが交錯する宇宙論的・哲学的な作...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第87回「暴君の宴席」
                  七北数人 映画「アンタッチャブル」で、最も衝撃的なシーンはカポネの宴席だった。密造酒ルートの一つが摘発された直後、カポネは幹部たちを集めて晩餐会を開く。二十数人で丸テー...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第86回「馬乳酒さえあれば」
                   七北数人 北方謙三『チンギス紀』が、六年の連載を終えて全一七巻で完結した。これを機に、遅ればせながら第一巻「火眼(かがん)」を手にとった。 読みだしたら沼にハマる予感は...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第85回「誰かさんとライ麦畑」
                   七北数人 サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』は、一九七〇年代にはすでに若者の必読書といわれていた。私が初めて読んだのは八一年、ハードカバーの新装版が出て二年しかた...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第84回「酔いどれ先生」
                  七北数人 小山ゆうの漫画『がんばれ元気』は、ちばてつや&高森朝雄の名作『あしたのジョー』完結の三年後に始まった。社会現象にまでなったジョーの後に、同じボクシング漫画で勝...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第83回「墓場でDABADA」
                   七北数人 ローリング・ストーンズのLP『山羊の頭のスープ』のジャケットには、タイトルそのままのグロテスクなスープの大写真が封入されていた。山羊は悪魔の象徴であり、悪魔...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第82回「寂しからずや」
                  七北数人 一九八七年、俵万智の歌集『サラダ記念日』は一大ブームを巻き起こし、彼女とほぼ同年代の私の周囲では、読んでない者はいないほどの人気だった。作者二〇~二四歳の作で...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第81回「ラフロイグ党」
                   七北数人 アイラ島のシングルモルトは癖が強いので有名だが、村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』によると、中でも特に癖の強いベスト3は、アードベッグ二〇...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第80回「踊る猫又」
                  七北数人 猫は何十年も生きると猫又という妖怪になって、二本足で歩き、言葉を話すようになるという。河鍋暁斎(かわなべきょうさい)が描いた楽しそうに踊る猫又の絵が有名で、喋り...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第79回「愛すべき巨漢」
                   七北数人 オーソン・ウェルズが監督した数ある名作群の中でも、「フォルスタッフ」はわが偏愛の一本だ。一九六六年の映画だが、日本で公開されたのは二〇年も後のことだった。シ...
  • 2026/06/03(水) さけ通信 | 酒と文学第78回「威張るな!」
                   七北数人 今回の標題、太宰ファンならすぐに、ああアレねと作品名を当てられるだろう。戦後の衝撃的な短篇「親友交歓」の最後のセリフだ。 津軽の生家に疎開していた「私」のも...

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